訪問介護にはリーダー職として「サービス提供責任者」(以下、サ責)が必ずいます。
サ責の役割としては、利用者が、質の高いサービスを受けられるようにサポートすることが大前提として、ヘルパーと利用者の調整・利用者のアセスメント、「訪問介護計画書」の作成、ケアマネジャーや他事業所との連携など、高齢者・障がい者問わず訪問介護サービスの要となります。
上記のように一般的な枠割を書きましたが、これらよりももっと深くやる事があります。
この記事では、その辺は後日記事にするとして、訪問介護で働く人としてこの「サ責」によって働き方がガラリと変わってしまうので、その辺ををお話ししたいと思います。
ひと言でサ責と言っても、その企業や事業所の運営方針もあるので、サ責個人だけの責任では無いことは初めに言っておきます。
サ責も人間である
当たり前の話しですが、サ責も人間です。
企業理念や運営方針が同じでも、個人レベルの主観もあるので同じサ責がいるとは限りません。
人によってタイプが異なる
①自分の決めたサービス方針を徹底させる
アレコレを決めて実行させる。ヘルパーからすれば言われた事だけをやれば良いので楽と言えば楽。
②報告を受けて変化させる
ヘルパーからの報告や連絡にいつも耳を傾けており利用者のニーズも加味しながらサービス方針を変える。ある意味、手順や方針がコロコロ変わってしまう可能性もある。
③自分でやった方が早い…
アレコレ指示するよりも自分で訪問に入ってしまえば、その場は乗り越えてしまえるし、面倒くさくない。
このように、いろいろな思考や行動があります。
これらを私は、この記事でどれが良くて、どれが悪いとか言うつもりはありません。
あなたは、どのサ責についていきますか?
例えば、①はいわゆるゴリ押しタイプで、バッチリ手順を決めてサービスを作り上げると思いますので、自分の思いや例えば現場で臨機応変は逐一報告が必要になります。また違う事をしてしまいダメ出しを受けてしまう可能性もあります。
②の例でいえば、スタッフにも利用者にも寄り添っていて、サービス的には最高を目指しているタイプです。それは基本的に良いサ責の姿でしょう。ヘルパーとしては、現場の状況報告や自分の意見も聞いてくれるので、発言や相談するのも無駄にはならずに意欲的に働けると思います。ただ何も考えずに働きたい場合には①のサ責の方が良いのかもしれませんね。
③で言えば、①②であるサ責でも時には陥ってしまう思考でもあります。
しかし、これはサ責自身が疲弊してしまい、いずれ思考が停止してしまうことも多いでしょう。
もし仮に自分が働いている事業所のサ責としたら、現場にも足を運びひたすらサービスを行ってくれる責任者のように思えるかも知れませんが、実はあなたに説明するのが面倒であったり指示が苦手でやっている可能性があります。
ただこの③のサ責のパターンは基本的に自分自身の仕事でいっぱいいっぱいになってしまい、いずれパンクしてしまう可能性が高いです。ヘルパーさんとしても、頑張っている姿を目にして応援したい!迷惑かも知れないから今、意見を言うのは遠慮しておこう!とドンドン離れてしまう状況にあります。
もし貴方がサ責なら…
上記を踏まえて、あなた自身がどのパターンのサ責になっているのかを考えてみたら良いと思います。もちろん、自分は①⓶③以外の素晴らしいサ責だ!と思っている人もいることでしょう。
ただ複雑に考えずにシンプルに分析するとどうでしょう?
自分がヘルパーとしてやった際に、どのサ責と働きたいと思うでしょう?
この辺は、後に深堀りしていきたいと思います。
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